収入ゼロ危機に陥った時の初心を忘れるな

インターネットビジネスを始めた理由

独立直後の仕事はは順調だった

2021年にサラリーマンを辞めて独立した。

フリーランスの働き方が広く定着していき、
同じ会社で働き続ける必要はないと考えての判断だった。

ありがたいことに、前職時代のつながりで仕事をもらえたのだ。

単価も高く、独立後のスタートアップは順調だった。

仕事をくれた会社の方々には今でも深く感謝している。

 

2年後に危機到来

仕事は途切れることなく、2年間収入は安定していました。

しかし、3年目に入る頃になって次の仕事を探している段階で
ピンチな状況になりました。

半年前にお世話になった企業からの仕事をもらえるものだと
甘い見通しでいたのですが、そうはならないことが判明、、

それから自力で仕事を探さなければならに状況になり、
今までの仕事繋がりの人を頼りに仕事を探し回った。

自分にできそうな案件がいくつかあることが判明し、
担当させてほしいと希望を伝えていたが、関東案件が多く
九州在住だとそれだけで断られてしまうのです。

それは当然で、関東の仕事をするのであれば、作業現場は
関東になるので、その仕事をするためには交通・宿泊費が
必要になってくる。

交通・宿泊費を考慮すると、当然単価が跳ね上がる。

大きな案件とはいえ、そんな余力がある会社は少ないし、
何よりそこまでして来てほしいと言ってもらえるほど
自分の技術スキルは高いとはとても言えないのだ。

そうこうしているうちに、候補の案件が次々と消えていった。

 

次第に強まる危機感…

このまま仕事が見つからなかったら、どうなるのか…

それを考えると恐ろしくなってきた。

長女が4月から私立高校に入学することが決まっている。
高校は私立なのでそれなりに学費が高い。さらに1年目は
入学準備ということもあり、初期費用がそこそこ必要だった。

下の子は小学6年生になる。器械体操クラブに所属していて、
4年生から全国大会に出場しいるのだが、大会のたびに県外へ
遠征するので交通宿泊費が必要になってくる。

お金が必要だった。

そのような状況なので親としては生活資金を今まで以上に稼ぐ
必要があるのだが、今やっている仕事が3月末で終了し、
その後、4月からの仕事がないとなると大変なことになる。

こどもの学費どころか、家族の生活すら厳しい状況になってしまう、、

 

フリーランス向けの仕事を探し始める

「稼ぐどころか、このままだと収入が途絶えてしまう…」

IT関係の仕事は、関東地方や東海地方に集中しており、
九州に住んでいるエンジニアの仕事は少ない。

私が得意としているのはITインフラ関係で、物理サーバーを
扱うことが必須となることから、フルリモートでの仕事は難しい…

どうしても現地作業が発生する。

クラウド(AWS/GCP/Azure)であればフルリモートでの作業も
可能であり募集案件も多くあるのだが、クラウドに関する実務経験は
ゼロに等しく、これはITインフラエンジニアとしては致命的だった。

ITインフラをやるならクラウド技術は当たり前、
九州在住で関東圏の仕事をしたいのであればなお更のことだった。

「4月からの仕事が見つからない、、ヤバい、、本当にヤバい」

フリーランスエージェントを頼って仕事を探し周るが、九州在住で
リモートワークできる案件はそもそも少なく、あったとしても
クラウドができる技術員限定の場合がほとんど。

絶望感に襲われた・・・

仕事も手につかず、冷静な思考もできず、
強い焦燥感を感じていた。

「ヤバい、ヤバい、ヤバい」が頭の中を
グルグルとループしていた。

収入が途絶える恐怖感を今まで感じたことが
なかったが、精神的にここまで追い詰められるとは
想像もできなかった。

焦りで頭がいっぱいになり、落ち着けず、
不安ばかりを感じていた。

 

妻の落胆と信用喪失

次の仕事が見つからないことを妻には隠さずに話していた。

案件が東京に集中していて、九州在住だと参画できる案件が
ほとんどない状況を伝えた。

すると、深刻な面持ちの妻から、次のように言われた。

「技術員不足で、仕事はたくさんあるって言ってなかった?」

たしかに自分はそう言っていた…。

案件獲得を甘く見ていたのは事実であり、何も言えなかった。

妻は言葉には出さないが、内心ではこう考えていたと思う。

「言っていたことを信じたけど、話が全然違うやん」

今後の生活や子供たちのことを考えて落ち込む妻の姿を見るのが
とてもとても辛かった。

何より、今まで自分を信じて付いてきてくれた妻の信用を
失ってしまったであろうことが一番つらかった。

 

天からの救いか!?案件が見つかる

まだ時間はある。何とか仕事を見つけようと探し回った。

自分にはインフラ関係で少しレアなスキルを持っているのだが、
それが推奨スキルになっている案件をたまたま見つけた。

しかも、得意とするスクリプトスキルのマッチしていた。

「これだ!」

さっそくその案件に応募して面談までこぎつけることができた。

ただ、東京の案件なので、関東圏に住んでいることが前提の
募集であることは当然である。

「たぶん、九州在住と聞けば断られるだろう・・・」

ダメ元で自分をアピールして売り込んだところ、担当者から
意外なことを言っていた。

「スキルマッチする技術員がなかなか見つからなくてね、、」

「ぜひお願いしたい」

九州在住であることも考慮していただき、東京出張は極力
少なくなるようお客様と調整していただき、基本は
リモート作業でOKとのこと。

さらに、その案件のなかでAWSクラウドのスキルを
キャッチアップしてほしいともお願いされ、案件を通して
自分の弱点も補強させてもらえる見通しとなった!

これにはもう、本当に感謝でした。

命からがら救われた気持ちでした。

 

収入多角化を考え始めた

この状況を経験し、次のことを痛烈に感じました。

ITエンジニアの仕事だけでは家族の生活を支え続けることが難しい!

なんとかして収入を増やさなければならない!

考えられる可能性は一つしか思い浮かばなかった。

それは、インターネットビジネス

これ以外に方法はないと思った。

インターネットビジネスはこれまでに不用品転売、
カメラ転売、ブログアフィリエイトなど、今までに
チャレンジしたことはあったが、大きな利益は出せず、
結局長続きしなかった。

以前も副収入を得ようと頑張っていた時期があったのだが、
気持ちが次第に冷めていき、最終的には何も考えずに済む
普通のサラリーマン生活に戻っていたのだ。

またそれを繰り返すのか?

いや、今度こそは成功したい。

というか、成功しなければ今後、家族の生活を維持できなく
なる可能性がある。それだけは何としても避けたい。

長女が楽しみにしている学校生活、息子が毎日練習に
励んでいる体操、そして家族の生活…

ビジネスで成功しないと、何にも代えがたいこの大切な
ものを失ってしまうことになりかねない!絶対にこれだけは
守らなければならない!

平穏な日々は、この危機感をいつか忘れさせてしまうのだ。

しかしもう次はない。

ここで自分の覚悟を決めて、成功するまでやるしかない!

初心を忘れぬよう、今の気持ちをこの記事にまとめた。

未来の自分よ、この決意を忘れかけてしまったら、
この記事を読み直して初心を思い出せ!

成功するまで続けたら、それまでは失敗ではないのだ。

成功を諦めたら、それが失敗なのだ。